Red Hat Linux TELNETサーバ構築

Date : 2005-11-15
Author : Defolos

CONTENTS

(1.) TELNETサービス
(2.) TELNETのインストール
(3.) サーバの立ち上げ
(4.) クライアントで確認

TELNETサービス

 Well Known Port 24番で行われるサービスです。 遠隔地から端末にログインでき、あたかもその端末の前で操作しているかのように、遠隔操作できるプロトコルです。ハッキングの基礎ともいわれています。
 しかし、TELNETはユーザ名やパスワードでさえ暗号化せずに平文で送信してしまうのでsniffingにかかればすぐにアカウントをクラックされてしまいます。そこで最近はユーザ名やパスワードなどの情報を暗号化して送信するSSHが主流になっています。


TELNETのインストール

 RedHatではクライアントとサーバは分けてパッケージ化されているので、それぞれ別々にインストールする必要があります。
 RPMで配布されているので、RPMについても調べておいたほうがよいでしょう。

● クライアントのインストール

# rpm -ivh telnet-0.17-20.i386.rpm

Preparing...                ########################################### [100%]
   1:telnet                 ########################################### [100%]

● サーバのインストール

#  rpm -ivh telnet-server-0.17-20.i386.rpm

Preparing...                ########################################### [100%]
   1:telnet-server          ########################################### [100%]

サーバの立ち上げ

 /etc/xinetd.d/の下にtelnetという名前で、次のようなテキストファイルを作ります。RPMでインストールした場合はすでにあるので、一部を書き換えます。

# default: on
# description: The telnet server serves telnet sessions; it uses \
#       unencrypted username/password pairs for authentication.
service telnet
{
        flags           = REUSE
        socket_type     = stream
        wait            = no
        user            = root
        server          = /usr/sbin/in.telnetd
        log_on_failure+ = USERID
        disable         = no
}

 インストールしたままですと"disable = yes"になっているので"disable = no"に書き換える必要があります。
 rootになっているのを確認し、ターミナルからviを起動しましょう。そして次のようにタイプしてください。

# vi /etc/xined.d/telnet

 上記のようなファイルが開くので、"disable = yes"を"disable = no"に書き換えてください。書き換えたらEscキーを押してコマンドモードに移行し、:wで上書き保存して:qで終了してください。これで書き換えは完了です。
 後はxinedを再起動させましょう。

# /etc/rc.d/init.d/xinetd restart

xinetdを停止中: [  OK  ]
xinetdを起動中: [  OK  ]


クライアントで確認

 次のようにタイプしてTELNETサーバが起動していることを確認してください。

# telnet localhost

Trying 127.0.0.1...
Connected to localhost.
Escape character is '^]'.
Red Hat Linux release 9.0
Kernel 2.4.9-12
login: defolos
Password: 
Last login: Wed Jan 26 17:43:34 on tty1
[defolos]$


■参考文献


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